ロシアンブルーは「Archangel cats（大天使の猫）」として知られる猫の世界の逸品です。
ロシア皇帝のペットであったとも、ビクトリア女王のお気に入りであったとも言われています。エメラルドグリーンの目と、先端が銀色のブルーの被毛（ベースがブルーでシルバーティッキングが入っている）は、体の動きに合わせて輝きます。特徴的な笑顔の美しい顔は七つの平面で構成され、広く高い頬骨をほぼ円形の大きな目、大きな耳を持っています。貴族のような外見の通り、穏やかで従順、家庭的な猫です。

1880年代にイギリスで最初のキャットショーに出陳されました。イギリスのブリーダーは彼らの淡い豪華な被毛を維持するためにブリティッシュショートヘアを交配し、また細長い足とエレガントな体型を維持するためにブルーポイントのサイアミーズを交配、スカンジナビアのブリーダーはサイアミーズとフィンランドのブルーキャットと交配しました。アメリカでは戦後、イギリスとスカンジナビアのそれぞれのロシアンブルーを輸入し、現在のロシアンブルーの姿を造りました。

画像参照：Wikipedia LaPerm